【過去と未来をつなぐランプシェード】

〜eposode1:クリの木に込められた想い〜

· 制作

「このランプシェードには、村の過去と未来をつなげる役目があるんだ」

当工房の職人リファは言います。

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西粟倉村の新たなシンボル「あわくら会館」

村でとれたスギ・ヒノキが中心に使用されるなか、当工房のリファが製作したランプシェードには「クリの木」を採用しています。

クリの木は、現在のスギ・ヒノキが植林される前に村を覆っていた広葉樹のひとつ。耐久性に優れていることから、家・蔵に使用されるなど人々の生活を守ってきた材です。

「今の暮らしがあるのは、植林をし続けてきた先人のおかげだ。

決して自分たちの力だけで生きているのではない。この想いをこのクリの木に込めよう。」

過去村を覆っていた自然、そして今の私たちを支える先人への敬意を、リファはランプシェードとして形に残しました。

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episode2 に続く

※ランプシェードのデザイン、コンセプトを決定するにあたり、アルセッド建築研究所の小口様、西粟倉村役場など様々な方々にサポートいただきました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

参考文献

・西粟倉村史(前編)