• PROFILE

    作家 × 職人

    工房KodamaのLifa

    Lifa  (通称リファ、Ohad Sheinwald)

    鉄工 × 木工 × 鍛鉄

    イスラエルのハイファ出身で、ポーランドでホロコーストを生き抜きイスラエルへ移民した両祖父母を持ち、美術講師で学芸員、現在はアートキュレーターの母と、金属製作工場を経営し金属加工職人の父の元に生まれました。

     

    母と美術館やアートワークショップなどに脚を運び、母から芸術の要素を学ぶ一方、父の工場のある周囲には、家具製作、車修理、バイク修理、ボートを造るいった個人経営の製作・修理の小さな工場が集まっていて、物心付く前から父の工場で遊び鉄とともに育ち、周囲の工房の職人たちに可愛がられ、よく遊びに行きその仕事を眺め教わっていました。

     

    このようなアートと機械や工具に囲まれた環境で育ち、素材や構造、作る意識をもって常に世の中を見てきたリファは、作るということは自然なコト。難しい課題をどう解決するか、技術的ソリューションを見つけることが大好き。

     

    小学生の時木工教室に通い木の美しさや多様性を発見し、高校を中退した17歳で鉄と木を組み合わせたベッドを制作後、鉄と木を中心とした様々な材質を組みわせた制作を重ね自分のスタイルを確立します。

     

    父の仕事に計10年以上従事し金属製作の技術と経験を得た後、より大きな構造を作ることに興味を持ちイスラエルで建築とインテリアデザインを学び、二級建築士を取得。在学中からイスラエルを離れるまで5年ドラフトスケッチの講師も大学で務めましたが、自分の手で作り出すことへの情熱と喜びに集中しモノ作りに従事することを決意します。

    2007年インドの北部を旅行中に出会った妻アキコとイスラエルに6年住み息子が産まれた後、インド滞在後日本に移住。2015年工房Kodamaをオープンしました。

     

    リファはイスラエルで兵役を終え友人と旅行したインドのヒマラヤ山脈を見渡せる北部に9か月滞在し、まだ車両道路も携帯電話もないシンプルで自然と繋がった暮らしの中に、本当の豊かさを体験しました。

     

    その体験が自然と調和した暮らしとモノづくりの中心となり、鉄をコアとしながら木にインスピレーションを受け、ディテールにこだわり、デザインや素材選びから、制作、仕上げまでリファが一貫して行っています。

     

    アキコ(田邊 亜希子)

    コミュニケーションとマネージメント担当

    アキコは神奈川県小田原市出身。若い頃自転車で日本中を旅したものづくり好きだった歯科技工士の今は亡き父と、学生の頃にはガールスカウトに入り外資系企業に就職し、結婚後は3人の子供をほぼ一人で育て上げ、退職後は世界中を旅し65才からスキー教室に通い現在も国内中を旅する母の元に生まれました。

     

    明治大学短期大学卒業後、営業・マーケティングサポートを経験後オーストラリア滞在、東南アジアを旅し、その後も働いては中央アメリカ旅行、カナダ滞在、東ヨーロッパを旅行。3年以上勤めた外資企業のマーケティングのしごとを辞めて旅に出たインドの北部で2007年YOGAとパートナーのリファと出会います。

     

    イスラエルに渡った後、鬱になったのを救ったのはリファとYOGA。イスラエル企業で日本との仲介役として3年以上働き、後オンラインでの仕事に移行。2014年息子の出産をきっかけにYOGAインストラクターになることを決意し6年以上過ごしたイスラエルを離れ、半年のインド滞在でさらにヨガを学び資格取得後、自然とつながった暮らしを求め日本に移住。

     

    2015年スタートした工房Kodamaのマネージメントに加え、在宅オンラインで仕事を再開。妊娠、出産を通じて産前産後のYogaオンラインコースを修了。2020年工房Kodamaエクスペリエンスをスタート。現在4人の子供の母。